認定こども園たから幼稚園
大きくはばたけ! たからの子!!

RSウイルス感染症に注意
(2014/11/27更新)

現在2名の発症者が報告されています。予防と早期治療に努めてくださるようお願いします。

6/2に配布した文書の内容は以下の通りです。

ヒトメタニューモウイルス感染症、RSウイルス感染症について

 今年度、園児数名が「ヒトメタニューロウイルス感染症」にかかり、高熱と咳でお休みしました。聞き慣れない病名でしたので、「出席停止」にする必要のある感染症なのかどうか、園医の田中先生にもご指導いただき、下記のように対応することにしました。

 これまで、いわゆる「風邪」として扱われていた感染症のうち、いくつかのウイルスが発見され、その検査キットが発売されたことによって上記のような病名がつくようになりました。
 風邪は、ウイルスの感染によって発症しますが、今現在、標記の感染症も含めて抗ウイルス薬(特効薬)はなく、体の抵抗力(免疫)によって治るのを待つしかありません(抗生剤はウイルスには効きません)。いずれにしても、水分をしっかり取り、温かくしてゆっくり休むのが一番です。その間、熱を下げたり、咳を止めたり症状を楽にする対症療法が行われることがあります。
 いずれにしても、風邪ウイルスはどこにでもあるものですし、標記のウイルスも1回の感染では免疫が獲得できず、何度も感染するうちにだんだんに免疫がついてきて、感染しても軽く済んだり発症しないようになっていきます。
 標記の感染症はどちらも他の風邪と同じように、一般的に数日から一週間程度で症状が治まりますが、特に、乳児期早期(生後数週間〜数カ月間)〜2歳ぐらいまでに初感染した場合は重症化のリスクが高く、注意が必要とされています。
 感染・発症した場合は、お医者さんの指示に従ってお薬を服用するなど、重症化しないように気をつけること、解熱し咳が止まるまではお家でゆっくりお休みしていただくことが必要です。予防のためには、インフルエンザと同様、手洗い・うがいを徹底すること、しっかり食事・休息をとって体の抵抗力を下げないことが必要です。

 さて、幼稚園として「出席停止」とするべきか否かですが、現時点では、標記のウイルス感染症を「出席停止」扱いとしないこととします。ただし、「出席停止」にならないなら、幼稚園に行っても良いんだと誤解しないでください。特に症状が出ている間は他の子に感染させるリスクが高く、無理をすると重症化することにもなりかねません。
 ともかくこれまで通り、熱や咳などの風邪症状がある場合は、その症状が無くなるまでは登園せずに、お家でゆっくり休んでくださるようお願いいたします。


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