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つむぎの館

更新日:2009年05月28日16:09:32

取材日記

今日は、オープンして3年ながら、すでに結城市の観光名所となっている「つむぎの館」におじゃましてきました。
この施設は、創業明治40年という老舗の結城紬製造卸問屋の「奥順梶vさんが管理・運営をしている施設で、敷地内には登録有形文化財指定を受けた建物が5つもあり、古き良き時代にタイムスリップしてしまったようなノスタルジックな時間が流れています。

日本は海外と比べて、戦争や地震を経て、古い時代の建造物が少なく、昔の風情を楽しみたければ、京都などの限られた地域に行かなければなりませんよね。
でも、ここ「つむぎの館」はそんな遠方まで旅行をしなくても、結城市内で日本人のノスタルジアを満足させてくれる、とても貴重な場所だと思います。
館内はどこも、とても手入れが行き届いていて、清々しい空気に満ち溢れています。
見世蔵を改装した趣のあるカフェも併設していて、観光で訪れた人々や地元の人々の安らぎの場となっているようです。
敷地内には「結の見世」(ゆいのみせ)という建物があり、ここは独自のデザインで制作された紬小物を購入することが出来るショップになっており、携帯ストラップなどといった意外な小物もありました。
結城紬のストールなども人気で、都内でも販売されているそうです。
結城紬と聞くとちょっと値段が高いのでは・・・と思いがちですが、予想に反してお値段もお手ごろだったので、自分使いはもちろん、贈り物にも良いのではと思います。
そして、この「つむぎの館」の最大の特徴は、「織場館」(おりばかん)という建物で
「はたおり」や「草木染」が体験できることです。
たくさんの色の糸の中から好きな色を選んでコースターなどのオリジナル小物を織り上げることが出来るということで、週末は体験希望のお客様でとてもにぎわっているそうです。
昔から受け継がれてきた伝統の技を実際に体験することができる、こんな経験はめったに出来ませんよね。
紬製品を展示して販売するだけではなく、体を使って伝統文化を楽しませてくれる。
こんな素敵な場所が近くにあることに、とても誇りを感じました。

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