更新日:2012年01月27日16:39:47
1月26日(木) 文化財防火デー
本日は、文化財防火デーです。あまり馴染みのない言葉ですが、れっきとした日本の記念日の1つです。
昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂が炎上し、壁画が焼損したことを契機としています。
この壁画は、飛鳥時代から残してきた芸術でもありこの事件は国民に強い衝撃を与えました。同年にも、愛媛県の松山城の筒井門等3棟、またこちらも同年6月に北海道の松前城の天守と、半年に3件も国宝が火災に遭いました。
火災や災害による文化財保護の危機を深く憂慮する世論が高まり、翌年に文化財保護法が制定されました。
1・2月が1年のうち最も火災が発生しやすい時期であることから昭和30年に当時の文化財保護委員会、現在の文化庁と国家消防本部、現在の消防庁が1月26日を「文化財防火デー」と定めました。
寒さも厳しさを増し乾燥した日々が続いております。皆さまにおかれましても、火の元や風邪に気をつけてこの厳しい冬を乗り越えていただきたいと思います。
本日の「お知らせ」ページは海都がお送りしました。