更新日:2007年06月12日13:19:47
土地区画整理事業の概要
1.土地区画整理事業ってなに?(事業の目的) | ・土地区画整理事業は、都市基盤整備を行うための手法の一つで、不規則な土地の区画形質を整え、宅地の利用増進と道路・公園などの公共施設の整備・改善を行い、健全な市街地の造成や良好な住宅地の供給を目的とした事業です。 また、土地区画整理事業は他事業との同時施行が可能であリ、道路や公園などの公共施設以外に上下水道整備を併せて行うなど効率性が高く、個別に事業を実施するよりもコスト・期間的な面で有利な事業といえます。 |
---|---|
2.土地区画整理事業はどうやるの?(事業の仕組み) | ・土地区画整理事業は、あらかじめ整備が必要とされる区域を定め、その区域内で土地所有者等から少しずつ土地を提供(減歩)してもらい、これを道路・公園などの公共施設用地や事業の財源の一部となる保留地用地に充てることにより、公共施設の整備・改善を行い、併せて宅地の地形や形状を改善して宅地の利用価値を高めます。 |
3.土地区画整理事業をやるとどうなるの?(事業の効果・成果) | ・土地区画整理事業により以下のような効果が期待できます。 @公共施設の整備改善による安全性や防災性の向上 ・道路の拡幅や道路線形の改善により、緊急車両等のアクセスがスムーズになり、歩道や歩行者専用道路の整備により、歩行者の安全性が確保されます。 ・公園等の整備により、オープンスペースが増加し、災害時などの避難機能が向上します。 A快適性・利便性の向上 ・幹線道路と区画道路が一体的に整備されることにより、交通の利便性が向上し、また、公共公益施設の立地により生活利便性の向上が見込まれます。 ・上下水道の整備を併せて行うことにより、雨水排水や衛生面での問題が解消されます。 B地域社会やコミュニティの活性化 ・土地の有効活用を促進することにより、商業施設や各種都市施設の立地が見込まれ、地域社会の活性化が期待できるとともに、適正に配置された公園や公共施設によってこれまでの地域コミュニティを損なうことなく、住環境の整備が行えます。 C町名・地番・登記の整理 枝番の多くついた地番や桁数の多い地番などの整理ができ、町名の区域なども道路整備に併せて明確な境界とすることができ、従来の複雑で入り組んだ地番表示が解消できます。 また、宅地が整備されることにより、登記簿の地籍が正確なものとなります。 |
|