学校法人大恵会　(認定)うつのみやこども園 石川幼稚園 東うつのみや保育園

2010平成22年度夏発行  恵友新聞  理事長

【プレゼンテーション能力】
                                                              
                                      園医・理事長  石川経子

  プレゼンテーションとは、直訳すれば他人に何かを『紹介・説明・表現・発表,・公開・呈示する事』です。

  例えば外国語での読み・書きは、個人の努力がある程度反映されますが、一方、聞く・話すは個人だけで何とかなるモノではありません。上達するには、さらに磨くための相手が必要です。
  相手に何かを伝えるためには、まずその概要を分かり易くシンプルにまとめ、次に適切な順番の流れに沿って伝える事、堂々と慌てず話す度胸も必要です。

  日本人にとって、まだまだ充分とは言えないプレゼンテーション能力が高まる様に、当園では様々な教育的配慮をしています。

  例えば満三歳児最年少クラスのひよこ組でも、まずは人前に出て恥ずかしがらずに前を向き声を出す事から始めます。
  「頂きます」の前に『今日のお当番さん』が順番に前に出て挨拶をしたら、先生がオモチャのマイクで好きな色や食べ物などをインタビューします。

  初めは、人前に出るだけで緊張しまともに答えられない子も、場数を踏めばモジモジせずに答えられる様になります。
  こうして毎日、各クラスのお当番が順番に人前でプレゼンしているのです。

  全体活動で臆せず自己表現出来る様に、朝会でクラスごと順番にステージ上でお手本の体操をしたり、ミニミニ発表会や誕生会でステージに上がり、注目を浴びながら自信をつける機会を多く提供しています。