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一人一人が輝いて一人一人が主人公!

更新日:2016年09月13日21:12:50

2016平成28年度夏発行  恵友新聞  園長

今日は楽しい給食当番

【人は人の中で育つ】
                                                              
                                    石川幼稚園長  野 恵子

  幼児期は、人生において人との関わり合いを学ぶ大切な時期です。「人とのかかわり方」の基礎が身につく時期はだいたい六歳までといわれており、丁度幼稚園に通う時期が一致しています。
  そういう意味で幼稚園が存在する意味は大きいといえます。本園の日常の様子からそのことを強く実感しています。

  入園当初、「お家に帰りたい」と泣き出して、手をつながれてお部屋に向かい、「大丈夫だよ。よくきたね。」と先生に抱き留められて涙も消えていく。
  ある日バスからにこにこ顔でおりてきて「もう泣かない」「もう泣いてない」と。それでも「案内して」とばかりに小さな手を差し出してくる。その手をつないで一緒にお部屋に向かう。

  その後何日もしないうちに、その小さな手はもう一つの小さな手とつながって、「もう大丈夫」という心の声を発しながら、走って行く後ろ姿を見送る日がやってくる。
  学年が上がって下の学年の子に「大丈夫?」と声をかけ、手をつないであげている・・・

  母親と離れようとしなかった子がその手を離して先生の手に、そして友達の手へと自分の安心できるつながりをたくさん感じて自立していきます。
  幼稚園という新しい環境全てのものへの安心感や信頼感が充足したことの証なのだと感じます。情緒が安定することで、人との信頼関係や思いやりの心も育っていくのです。

  正に「人は人の中で育つ」のです。

  多くの友達や大人と触れ合うことのできる本園の環境は、子ども達にとって素晴らしい学びや育ちの場と言えるのではないでしょうか。

野菜を洗って、、、

初めての包丁使い!