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一人一人が輝いて一人一人が主人公!

更新日:2018年06月18日06:16:57

2016平成28年度冬発行  恵友新聞  園長

アンラッキーを楽しむ余裕

【協同する経験】

                                            石川幼稚園長  野 恵子

  「運動会楽しかった。」運動会明け登園してきた子ども達の第一声でした。外的な要因に左右されず、ただただ運動会という行事に集中して精一杯真剣に楽しむことができたことが伝わってきました。雨合羽を着て体操したり走ったり、それをも楽しんでいるように思いました。

  鼓笛の演奏も一段と凛々しい態度、組体操もピシッと決まって、スタート前にみんなで頑張ろうとする気持ちが共鳴し合っていたのではないでしょうか。雨だから、暑いから、寒いから・・・そんなことは子ども達には何の障害にもならないことを改めて感じました。

  過日、職員研修で県総合教育センターの指導主事に「幼児期から大切にしたい学びに向かう集団づくり」について、お話を伺いました。子ども達は、遊びや生活を通して「協同する経験」を重ねていく中で、共通の目的を見出し、工夫したり協力したり人とつながる楽しさや喜びを感じるようになることが期待されるといいます。

  この運動会に際して、年中学年では玉入れ、年長学年ではクラス対抗リレーにおいて、一人一人の知恵を出し合ってその必勝法について話し合ったと聞きました。各クラスの子ども達が、目的を共有して練習に励み、正に「学びに向かう集団」としての姿を表出したのだと感じています。

  今後、社会状況はますますグローバル化が進み、子ども達には、他者と協働しながら問題を解決し、未来を切り開いていく力が求められています。この幼児期だからこそ「協同する経験」を充実させたいと強く思う毎日です。

異年齢交流会で玉入れを楽しむ

仕切り直しで競技を楽しむ