学校法人大恵会　(認定)うつのみやこども園 石川幼稚園 東うつのみや保育園

60周年記念誌  認定うつのみやこども園 東うつのみや保育園長挨拶

  学校法人大惠会 うつのみやこども園 石川幼稚園の６０周年を祝して記念誌が発刊されることは、大変意義深いことと、心からお慶び申し上げます。

  長きに渡り幼児教育の礎を築いてきた石川幼稚園が、平成２６年度より東うつのみや保育園を開園しました。
  ０歳から就学前の子ども達が共に遊び、共に学ぶ子ども達の城となり、中庭や屋上テラス、思い切り体を動かせる園庭や体育館、床暖房・冷房完備の衛生的な保育室ができました。子ども達はその恵まれた環境の中でのびのびと過ごし、充実した園生活を送っています。
  また、職員一同、日々、自己研鑽を惜しまずより良い保育・教育を目指し鋭意努力しております。

  私は、６０年の歩みの中で、昭和６２年に新任の幼稚園教諭として石川幼稚園に赴任した時のことを思い出します。緊張の中で年中クラスを任され無我夢中で過ごした日々。時には挫けそうになった時、温かく励まして下さったのは、前理事長である石川サト子先生と優しい先輩方でした。
  これまで、幾多の苦難を乗り越え幼児教育に携わってこられたのも、「いしかわらしさ」をいつも心に持ち続けてきたからこそと思っております。

  「仲間同士のふれあいや研きあいを尊重し、自主創造の心を養う」という建学の精神は、子ども達にも職員にも共通したものであり、一人一人の子どもを見つめる保育は今も受け継がれ大切にされていることを嬉しく思っております。

  今日まで積み重ねられた年月は、かつての教え子のお子様が入園し、親子２代、３代と我が園に登園して下さる喜び、卒園生が本園教諭となり同じ職場で働く喜びなど、たくさんの幸福をもたらせてくれました。

  現代の日本は少子高齢化と言われ久しくたちます。そのような時代の中で子ども達の未来に残してあげられるものは何かを考え、取り組むべき問題に向き合い、豊かな人間形成を資するよう決意を新たに、一歩を踏み出さなければならないと考えております。

  終わりに、次代を担う子ども達にたくさんの幸せと、本園の発展を祈念し結びの言葉とさせていただきます。