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一人一人が輝いて一人一人が主人公!

更新日:2018年07月16日10:04:19

2018平成30年度夏発行  恵友新聞  理事長

【幼子の見てよ見てよと弾む声】

                            園医・理事長  石川経子

  幼稚園を徘徊していると、今日も子ども達が元気に話しかけて来ます。

子「見て見て!」
私「赤い折り紙、それどうしたの?」
子「今日、作ったの。ハサミも使ったんだよ!」

子「せんせー、コレ!」と見せてくれた足元は真新しい靴。
私「青が好きなのネ。」
ドヤ顔の子「こないだ買ったの。」

子「りじちょーせんせー、○○ちゃんの歯がグラグラしてる!」
私「えっ。転んだの?」
子「オトナの歯が生えるんだってー。」
私「そっか、大人の歯が生えるんだね。」

子「あのネあのネ、さっきおっきな鳥がいたよ!」
私「へえ〜どんなの?」
子「黒いの〜。」
私「黒いの!(カラスかな?)」

  何かに心動かされた時、子ども達は真っ直ぐ向かって来て、その感動を誰かと分かち合おうとします。求めているのは、共感。感想や批評ではなく。指示や介入ではなく。

  過干渉はいけません。まだまだ幼い我が子に色々と口出ししたくなる気持ちはよく分かります。が、何でも先回りされ「アレして、コレして」と指示されたら、誰だって嫌になります。「今日は園で何したの?」と根ほり葉ほり聞き出そうとするのもNG。それは、子の管理・支配につながる行為です。

  挨拶などの生活習慣だけしっかり身に付けさせたら、放っておく。子どもが自ら寄ってきた時のみ、向き合い応じてやる。それで必要充分なのです。