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更新日:2013年03月29日10:42:57

年長の協同製作お祭りの屋台が出来るまでの写真を載せます。1日目

『協同製作とは?』


年長児達には作品展という行事を通して“最後の経験”をしてもらいたいと考えています。
  その“経験”とは?
  卒園まで後、1ヶ月強、年長児達は入園以来、様々な経験をしてきました。お泊まり保育でお母さんと離れて仲の良い友達と一夜を過ごし、運動会では、斎藤先生の怒声に仲間と耐えしのぎ、リレーでは毎日のように走り、その度に泣いたり、笑ったり、叫んだり・・・・仲間とドキドキハラハラしました。そして、発表会では、1つの劇をみんなで演じきりました。こんな沢山の経験を共に積んだ仲間がいる年長児達は、先生よりも仲間が大切な時期です。
  その仲間関係をもっと本物にするための経験をさせてあげたいのです。
クラスの中で自分達でグループを作り、5,6人の仲間で自分達の“お祭りの屋台”の設計図を描き、廃材や段ボールを使って自分達の“お祭りの屋台”を作るのです。それぞれのイメージはあるし、納得のいく形にしたいという目標が出てきます。ただ気が合うから一緒にいるだけの関係では、目的は達成出来ません。意見を出し合い、折り合いを付けながら進めて行かなくてはいけません。約4週間!、毎日このグループで集まり楽しく自分達で好きなように製作が出来るのです。好きな仲間なのですからこんな楽しいことはないでしょう。しかし、楽しいばかりでは行かないかもしれません・・・・・・時には、意見が合わなかったり、仲間割れする事も・・・・。(今現在、年長児は場所を体育館とひよこの部屋に移して年長全体の活動になっています。残り2週間の活動です。)
  この活動は、現代の子ども達が最も苦手な活動です。今の子ども達は、自分の好きな事はとても頑張れますし、自分のペースで出来れば何でも出来るのです。しかし、友達と話し合い、イメージを共有し、みんなで力を合わせて1つの物を作り上げるという作業は現代の子ども達が最も苦手とするものです。しかし、それは、この様な活動をする環境が幼児期になかった為なのです。現代は、子ども達が仲間と一緒に長い時間をかけて活動を共にする場がないのです。
本気で遊び込める場所・時間・仲間がない!のです。(この3つが揃わないと本当の人間関係が学べないのです。)
  人間は一人では生きて行けないです。ですから中野幼稚園の子ども達だけは、人と関わる事が“苦にならない”人間になってほしいです。だから、中野幼稚園では、こんな活動を毎年しています。今年の年長さん達はどんな人間関係の学びが出来るでしょうか?  楽しみですね。

【体育館1日目】