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本園は昨年度、創立60周年を迎え、卒園生は9594名に達しました。これもひとえに、関係諸機関、地域社会、保護者の皆様の暖かいご支援とご指導の賜であり、心よりお礼申し上げます。半世紀を超える歴史と伝統にのっとり幼児教育の本質を見極めつつ、日々新たな私立幼稚園像をこれからも真摯に模索していく所存でございます。
戦後、焼け野原の市街地に佇む設立者、石川文郎は「これからの日本を担う子ども達に必要なのは、教育である。」と確信し、当時宇都宮市内にはほとんどなかった私立幼稚園の設立に尽力しました。そうして昭和31年(1956年)4月、戦災跡も生々しい荒れ地(旧国鉄宇都宮駅近くの軍需工場跡地)に幼児50余人が集まったのが本園の始まり、と聞いております。
その後、駅東区画整理に伴い昭和47年、当時としては斬新なデザインである「子どものお城」をイメージした鉄筋コンクリート製の園舎を新築し、この越戸町に移転しました。
さらに42年の時が流れ、平成26年には園舎を新築し認定うつのみやこども園を開園しました。半世紀を超え、園舎や園庭が変わり園児や職員が入れ替わっても、設立者石川文朗の作句『慈雨うけて天までとどけ園の竹』に込められた建学の心は脈々と受け継がれています。それは、恵まれた環境の中、子ども自身が集団生活の中で何かを試み失敗し、実感の伴う経験を得て次に活かしていく「自分の頭でものを考える」「自分で自分を教育する意欲」「生涯を通した自己教育」であります。
平成18年、約60年ぶりに教育基本法が改正され、「幼児期の教育」は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものである、と新たに規定されました。
それを踏まえて平成20年に改訂された新幼稚園教育要領では、「生きる力」の基礎を育成すること、義務教育やその後の教育の基礎を培うこと、が幼稚園に求められています。
奇しくも30年前、創立30周年記念誌の挨拶文にて、当時の理事長;石川サト子は「幼稚園では、試行錯誤の時間と空間を確保し、喜んで自ら学習する人をつくり、より高い教育を受ける素地を育むこと、自己教育の生き方を体得させたい。」と述べております。
平成27年度から子ども子育て支援新制度が始まり、文科省管轄の幼稚園、厚労省管轄の保育所、施設型給付の幼稚園・認定こども園、保育所、その他の地域裁量型、事業所内保育、などなど多種多様な形態の子ども子育て支援が混在する事になりました。
たとえ制度がどの様に変わろうとも、子ども達が、それぞれの人生に主体的に取り組み、自律創造出来るような心を養うために、私達は日々、子ども達と向き合い誠実に努めてまいります。
こんにちまでのご指導ご厚情に深く感謝し、今後とも変わらぬお導きを賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
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【多目的情報】 創立60周年 ・・・その他の情報・・・ |
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