ＫｉＬａＬａ　マエバシ

更新日：2005年06月09日15：04：38

～本当はどうなの??100円ショップの老眼鏡って!～

「素朴な疑問…！本当はどうなのか？」メガネの専門家としてお教えいたします！是非、参考にしてください。

100円ショップの老眼鏡について!	100円で何でも売っている100円ショップ。｢え～!?これが100円でいいの??｣と思ってしまうような物までありますよね!その1つに｢老眼鏡｣があります。｢100円だから、無くしても壊れても惜しくない｣、｢たくさん買って家中あちこちに置ける｣、｢100円でも見えるのは同じ｣などなど、買う方の意見は様々でしょう。でも本当に｢見えるのは同じ｣でしょうか? 確かに掛けた瞬間のぱっと見は、｢よく見える｣気がします。しかし、その老眼鏡を掛けて読書をしていると、早い人は10分間で目の疲れを感じるという自覚症状が出てきます。目の疲れを感じない人でも、めまい、頭痛、頭が重い、肩こり、だるい等の眼精疲労が出てくる場合がよくあります。この場合、メガネが原因だとは誰も思いません。なぜそのような症状が出てくるのでしょうか？それはレンズやフレームに原因があるのです。
実際に調べてみました!	当店で複数の100円老眼鏡を調べてみたところ、許容範囲ではありますが乱視の度数が確認されました。乱視は指紋のごとく、千差万別です。たとえ許容範囲とはいえ、乱視の度数をが入っているのは、疲れの原因になります。
もっと細かく調べてみました!	フレーム(枠)を調べると、テンプル(つる）が右と左で上下に曲がっていました。鼻パッド(鼻あて)もバランスが悪く曲がっていました。テンプルや鼻パッドが曲がっていると、顔の上では斜めにメガネが掛かってしまいます。メガネを斜めに掛けてしまっては、疲れてしまいます。しかも合わない乱視が入ったメガネを斜めに掛けてしまえば、疲れは更に増えるでしょう。
本来のメガネとは…!	日本にはＪＩＳ(日本工業規格)という制度があります。メガネレンズにもメガネフレームにも規格が定められていて、メガネによって健康に害を及ぼさないよう厳しいきまりを設けています。国内産のレンズ・フレームはもちろん、海外産のレンズ・フレームでも厳しい検査を受けたレンズやフレームは、100円で買えるような価格では売っていません。また認定眼鏡士が視力検査をして、製作・フィッティングしたメガネなら、眼精疲労が起こるようなメガネはできてきません。
結論!メガネとは医療用具です!	メガネは医療用具です。｢老眼鏡なんかちょこっと見えればいいんだ!｣などと言わず、適正な視力検査をして、目に合わせた快適に掛けられるメガネを作ってください。あなたの健康のためにも…！