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立正幼稚園

やさしい心 たくましい体 すなおに育つこどもたち

更新日:2012年01月27日18:20:39

1月27日(金)  はだかの王様、からの・・・。

毎日園での出来事を書いておりますが、
子ども達の好きな朝の読み聞かせについて話して参ります。

人気のあるお話は、
七惹きの子ヤギ、おむすびころりん、北風と太陽などで
女の子にはやはりシンデレラが人気です。

今日は人気のお話ではありませんが、
「はだかの王様」にスポットライトをあててみます。

おおまかな話の流れはこうです、
昔オシャレの大好きな王様がいて色々な服を集めていました。
沢山集めているうちに普通の服では満足できなくなり
世にも珍しい服を探し始めました。
するとズル賢い服屋が「愚か者には見ることの出来ない服」
があると言い出したのです。
王様はその服が欲しくなり作らせました。
様子を見に行かされる家来は愚か者と思われたくないので
見えない服を褒めました。
みんな愚か者と思われたいはずがないので
見えない服を褒めるのです。
唯一真実を口にしたのが町の子どもです。
子どもが口火を切ると皆一様に笑ったのです。

人は周りから認められたい、賢いと思われたいという心を
誰しもが少なからず持っています。
そこでこの王様のように外見ばかり着飾ってしまいます。
もちろん外見を気にすることも大切ですが中身も同じく
磨いていきたいものです。

このところ雪の日が続いておりましたが
「欲深き  人の心と  降る雪は  積もるるほどに  道を忘るる」
という詩が表しますように心を磨くことを怠ると
まるで積もる雪が道を隠してしまう様に正しい道を見えにくく
してしまうものです。

この雪の季節こそ心を磨く季節として参りたく思います。


海理