立正幼稚園

６月１４日（木）  いのちに合掌

  本日のような暑く陽射しの強い日には、遮光ネットが役に立ちます。
お外遊び中、子ども達も私たちも無意識のうちにどんどん遮光ネットの影の方向に引き込まれていき気付いた時には、もう影の下にいるという状況が何回かありました。

  私たち人間にも辛く感じる暑さですが、昆虫や草木も大変苦労している様子が見られます。幼稚園の花壇や保育室に飾っているお花も、ゴクゴクお水を飲みすぐに土が乾いてしまい、こまめにお水をあげています。

  お帰りのお外遊びの際、子ども達に「先生！蝶々が死んじゃっているよ」と言うので駆けつけると蝶々が暑さでひっくり返って染んでしまっていました。

  子どもたちに、なんで死んでしまったかを説明すると、「かわいそう！埋めてあげようよ」と１人の子が言いました。
それを聞いた周りの子たちも、それがいいと賛同したのでみんなで埋めてあげることに致しました。

  そうすると、また１人の子が「お水とお花をあげたらいいんじゃない」と言うのです。
私が促さなくても子どもたちで考えて答えを出したのを目の当たりにして非常に驚きました。

ご家族の皆さまとのお墓参りに行った事を覚えていたのか、毎日お弁当の前に歌っている「ののさまに」の歌詞を思い出してか、きちんと合掌をして供養しておりました。

  蝶々さんもきっと浄土に行けたことでしょう。