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下野しぼり・下野人形

栃木県伝統工芸品・小山市無形文化財・小山ブランド

更新日:2010年11月17日14:44:55

幸せを呼ぶ しもつけひとがた

小山市無形文化財下野しぼり和紙・下野人形製作,販売

小山市無形文化財下野しぼり和紙と下野人形の制作販売。
下野しぼりを用いた下野人形は幸せを呼ぶ紙人形で下野の国(栃木県)の伝統的な工芸品です。

日本紙人形会アカデミー  会長

すわちひろ

諏訪ちひろ

皆様こんにちは。この場をお借りして、日本紙人形会についてご案内させて頂きます。
  
日本紙人形会は昭和43年に結成された下野人形愛好者の組織で、現在会員は全国各地だけでなくアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアにもいます。目的に賛同する方ならば誰でも入会することができます。本部事務局は栃木県小山市にあります。 
  
[会の目的] 
1.下野しぼり和紙とその工芸品及び下野人形の保護と普及 
2.下野しぼりの技法の保存に協力する  
3.活動を通して文化の発展に貢献する 
   
[主な活動] 
下野人形の講習  
作品展、全国展の開催 
流しびなを開催 
会報発行 
その他会の目的達成のための事業  

下野しぼり

  下野しぼりとは和紙を加工する技法で、栃木県小山市無形文化財に指定されています。奈良時代に弓削道鏡によって下野の国に伝えられたといわれております。しぼり紙は「悪をしぼり出す」と言われていますから、伝授の折には信仰的な意味も含まれていたことでしょう。
   紙衣(紙で作られた衣服のこと。もともと僧侶たちが愛用していたが、江戸時代には庶民の衣服の代表となる)や髢の材料としてもてはやされておりましたが、時代の流れと共に廃れてしまい、今では諏訪重雄から一子相伝で受け継いだ諏訪ちひろだけがその技法を守り制作しております。
  柿渋を施した和紙の型紙を使って下野しぼり和紙は作られます。手仕事によって生まれる風雅なしぼり目は、布のような手触りと時には木や革のような味わいを醸し出し、丈夫で色褪せず、人形だけでなく美術工芸の素材として使われています。

下野人形

  下野の国(栃木県)の中央を流れる「思川」には、古くから「ひとがた(人形)」に願をかけて幸せを求める風習がありあります。この川に人形を流すと思いがかなうので「思川」と呼ばれるようになったという伝説もあります。人形に願いを託すのは、人間をかたどった「ひとがた(人形)」には魂があり、必ず身替わりになってくれると信じた一種の民間信仰です。また、「ひとがた」は下野の国の工芸品「下野しぼり」和紙で作られました。しぼり紙が身に着いた悪をしぼり出すと言われたからでありましょう。このひとがたが『下野人形』です。
  もともとは素朴な姿でした。その目鼻の無い顔は観る人の心を映し、また作る人の心をも表します。人形作りは人の心を無心にさせ、そして温かい心で作らねば良い人形ができません。「しもつけひとがた」が幸せを呼ぶ紙人形と言われているのもそうして生み出されるからです。
  戦後ひとがたを再興した諏訪重雄・志津子夫妻によって伝統の中にも新しい意匠が取り入れられ、 美術工芸品として日本だけでなく海外でも高く評価されております。
  幸せの祈りをこめたひとがたを和紙や藁で作っ舟にのせて、思川に流す行事「流しびな」は、現在も毎年7月の第1日曜日に開催され続けてております。

故  諏訪重雄氏

諏訪ちひろ氏

下野しぼりの歩み

1968年(昭和43年) 
  諏訪重雄が下野しぼりの技術保持者として小山市の無形文化財に指定される 
1995年(平成7年) 
  諏訪重雄永眠 
1996年(平成8年) 
  諏訪ちひろが小山市無形文化財技術保持者に認定される 

下野人形の歩み

[下野人形の歩み]
1956年(昭和31年)
  流しびなを復活
1968年(昭和43年) 
  日本紙人形会が発足 
1969年(昭和44年)
  第1回全国展を開催 
1970年(昭和45年) 
  大阪万博に下野しぼりと下野人形出展 
1972年(昭和47年) 
  佐藤栄作内閣総理大臣へ下野人形が贈られる 
1973年(昭和48年) 
  フランス・パリに招聘されて下野人形展と講習会を開催 
1974年(昭和49年) 
  昭和天皇の名代として秩父宮妃殿下から英国王室へ下野人形が贈られる 
1975年(昭和50年) 
  ドイツ・ケルン、ミュンヘン、ニュルンベルグに招聘されて下野人形展と講習会を開催 
1978年(昭和53年) 
  諏訪重雄がカナダ・コンコルディア大学の客員教授になり講議と下野人形講習 
1979年(昭和54年) 
  巨人・長島監督と西武・根元監督に下野人形が贈られる 
1981年(昭和56年) 
  スイス.ジュネーブに招聘されて下野人形展と講習会を開催 
1984年(昭和59年) 
  中国北京への船中で下野人形の講習と大連美術学校表敬訪問 
1985年(昭和60年) 
  つくば博にて下野しぼりと下野人形の実演と展示 
1987年(昭和62年) 
  日本アジア航空に招聘されて台湾台北市で講習会を開催 
1987年(昭和62年)〜 
  NHK見学者コース(現在はスタジオパーク)に毎年大河ドラマの人形を展示 
1989年(平成1年) 
  韓国への船中で下野人形講習 
1991年(平成3年) 
  中国で下野人形講習 
1991年(平成3年) 
  日本1週する日本丸船中で下野人形講習 
1992年(平成4年) 
  オーストリア・ザルツブルグで下野人形展と講習 
1994年(平成6年) 
  伊勢参宮歴史館「おかげ座」の人形制作、展示 
1996年(平成8年) 
  ハンガリー・ブダペストで下野人形展と講習 
1997年(平成9年) 
  宇都宮市市制100周年へ下野人形贈呈 
1997年(平成9年) 
  ドイツ・ニュールンベルグで下野人形展と講習 
1998年(平成10年) 
  ポルトガル・リスボンで下野人形展と講習 
2000年(平成12年)
  長浜曳き山博物館の人形制作、展示
2002年(平成14年)
  下野人形「夢福神」を宇都宮護国神社に奉納
  
[下野人形の収蔵先(順不同)] 
紙の博物館、ドイツ国立美術博物館、ニュルンベルク人形博物館(ドイツ)、英国王室、日本大使館(フランス、ドイツ他)、日本放送協会、伊勢参宮歴史館、コンコルディア大学(カナダ)、ケベック市(カナダ)ミグロス文化スクール(スイス)、日本アジア航空台北支社、ローテンブルク市博物館(ドイツ)、宇都宮二荒山神社、宇都宮市、ザルツブルグ市、ブダペスト市、ニュルンベルグ市、リスボン市、小山市、中国本渓市、中国紹興市、宇都宮護国神社他 
  
[下野しぼりと下野人形を報道してくださったマスコミ等]
  
[テレビ&ラジオ]
NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京、テレビ小山、栃木ケーブルテレビ、テレビ市川、鹿児島テレビ、関西テレビ、山陰テレビ、山形放送、千葉テレビ、テレビ埼玉、アートチャンネル、CBCテレビ、モントリオールテレビ、CFCFケベック、NHKラジオ、栃木放送、CBCラジオ、ドイチェヴェレ、スイス放送、北京放送、
  
[新  聞]
下野新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、報知新聞、産経新聞、東京タイムス、日経新聞、両毛民友、人形の友、福島民友、福島民報、神奈川新聞、上毛新聞、南日本新聞、中国新聞、北海タイムス、山形新聞、いわき民報、あきたさきがけ、北海道新聞、いばらき、山陰中央新報、鹿児島新報、日本海新聞、THE CITY(カナダ)、Samedi ROMANDE(スイス)、LA SUISSE SAMEDI(スイス)、THE SUN(カナダ)、Woensdag(ベルギー)、ドイツの新聞、
  
[雑誌その他]
ショッピング、すてきなお母さん、商店界、アートトップ、求美、経済レポート、主婦の友、マンスリー東武、新美術新聞、カネボウBELL、神崎製紙アドプロ、NHK文化センターニュース、NHK婦人百科、週刊朝日、日本美術、日本自身、オニオン、旅行ホリデイ、週刊テレビガイド、ザ・テレビジョン、リバーウオッチング、ジャスト・ホット栃木、NHKグラフ、本州製紙広報はと、月刊染色、日産自動車社報、NTT社報、小山市広報、SALON、女子美同窓会会報、ねんきん、パルティ、ワッセ、ステラ、美術年鑑他多数 
  
[主な出演番組] 
☆NHK☆
「スタジオ102」「カメラリポート」「町から村から」「いっとろっけん」「小さな旅」「葵紀行」「おはよう日本」
☆フジテレビ☆
「お国自慢スター自慢」「リビング11」「3時のあなた」
☆日本テレビ☆
「われら夫婦」「午後は◯◯おもいッきりテレビ」
☆テレビ東京☆
「和気あいあい」「ウイークリー栃木」
☆栃木放送☆
「日曜インタビュー」「長寿万歳」
☆NHKラジオ「FM番組」他 
  
[下野人形の本] 
「幸せを呼ぶ紙人形  下野人形(しもつけひとがた)」  諏訪重雄・志津子共著  主婦の友社 
「下野人形  小物と髪飾り」  諏訪重雄・志津子共著  主婦の友社 
「JAPANESE PAPER DOLLS」  諏訪重雄・志津子共著  主婦の友社 
「限定版  しもつけひとがた」  日本ライブラリ社 

業種 下野しぼり和紙製作・下野人形製作
住所 栃木県小山市
電話番号 0285-22-2572
ホームページ https://homepage3.nifty.com/shimotsuke/
最寄駅 JR宇都宮線 小山駅  10分(徒歩)
資本金 0円
従業員数 1人

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